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ペット保険、保険料を比較するときのポイント。


ペット保険の保険料は、ほとんどの大手ペット保険会社において、基本的にペットの年齢」、そして「種類」「大きさで決定されています。

つまりペットが高齢になるほど、また体重や体格が大きいほど、一般に保険料は高く設定されることになります。

ただしペット保険会社によっては、保険料が変わる年齢幅を一歳ごとでなく、二~三歳ごとの区切りで設定している会社もあります(例;「0~2歳」までは1ヶ月1,750円、「3~5歳」は1ヶ月2,310円など)。


ペット保険の保険料でとりわけ注意したいのは、「更新時にはペットの年齢にあわせて少しづつ、月々に支払う保険料が上昇していく」点です。

通常は加入後に契約を何年も継続するはずですが、月額保険料ベースで数十円~数百円程度のアップであったとしても、一年間~数年間単位で合計してみると、最初に加入した時点での試算と比べて、年間の支払額が数千円~万円単位で増えることになります。

ペット保険の新規加入時には、この点をよく注意しておく必要があります。


ペットは人間のように、1~3割の自己負担ですむような「健康保険制度」がありませんから、ペット保険に加入していないと万一ペットが重い病気にかかった場合、一般にかなり高額とされる治療費や手術代の「全額自己負担」を覚悟しなくてはなりません。

ペットドック(ペットの健康診断)」も各地で少しづつ普及してきてはいるものの、自分のペットが病気にかかりやすい体質かを簡単に見分ける方法なども、現時点ではなかなかありません。

これらを考えると、愛するペットの幸せな人生のためには、やはりなんらかのペット保険に加入しておきたいところです。


飼い主としては以下のような点に気をつけながら、支払保険料の負担を少しでも節約できるペット保険会社・商品を探していくことがポイントとなります。

 ペット保険会社の歴史・経営体力・安全性などを、まず確認する
 ・各社の商品内容と保険料を、手間を惜しまずにきちんと比較する
 ・他社と保険料を比較する場合は1年だけで見ず、更新時の保険料の上昇をある程度
  折り込みながら、数年単位で支払金額のシミュレーションをしてみる
 ・割引制度が設けられているペット保険会社を探し、利用できないかを検討する


以下のようにペット保険の保険料シミュレーション各社比較ができる情報サイトがいくつかありますので、事前調査には時間をかけるようにしたいものですね。

 ・ペット保険をカンタン比較(ペット保険の代理店 NTTイフ)
 ・保険料シミュレーション(株式会社アイペット)
 ・プランと保険料(アリアンツ・ペット保険)


なお保険料の支払方法については、「月払い」と「年払い一時払)」の2タイプを用意している保険会社が主流です。

年払い一時払)」においては、月払いで払うよりも、トータルで1ヶ月分程度保険料が安くなる金額に設定する会社が多いようです。

数年間の一括前払い制度」を設け、数ヶ月分程度の保険料を割り引いて利用者にオトク感の高い金額設定としている保険会社もあります。

多頭割引」など他の割引と併用できる場合は、さらに割引幅が大きくなることが多いのであわせて活用したいものです。


ちなみに支払方法を途中から変更したり、契約途中からの割引制度の利用を不可とするペット保険会社が多いようです(そうしたい場合は、更新時のタイミングを待つことになります)。

また支払のやり方は、通常は「口座振替」か「クレジットカード払い」となります。


更新の場合は、多くのペット保険会社が「自動継続(保険期間の満了と同時に、特に手続を必要とせずに契約が更新される)」を採用しています。

したがって解約したい場合は、保険会社が定める一定の期日までに、利用者側からその旨を申し出る必要があります。


ペット保険会社・ペット保険商品選びのポイントについては、以下の記事もあわせてお読みください。

 ・ペット保険会社を選ぶチェックポイント。
 ・ペット保険、商品選びのチェックポイント。
 ・ペット保険と保険会社選び、見落としがちなポイント。